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2007-6-25 自由人blog
結局は同じ場所
昨日、家族で山に行きました。
山と言ってもいろいろありますが、とにかく山。私は木々が好きなのでなにかしら自然を感じれるところにいきたくなります。ただ、当日の思い付きでしたので行く先も決まっていません。そのため、最も近くの山、に行くことにしました。地図で緑色っぽいところで家から最も近いところ・・・その条件だけで高速に40分は乗ります。
私の家はたいして都会にあるわけでもないのにこの不便さ。
関東平野がとことん嫌いになる一瞬ですね。
最寄の高速(栃木インター)で高速を降りて地道をまっすぐ山に向かいます。途中スーパーでお弁当など買って、引き続き山を目指します。途中から山道になって暫く行くとナビに「星野遺跡憩の森(公園)」というのがでてきました。なにがあるのかさっぱり知りませんが、とりあえず「公園」と名がつくのでそこでお昼にしようと目的地設定。初めて目的地が決まりました。
現地に近づいて国道からそれて、最後の坂を上る途中・・・・
・・・「あれ?来たことある?」・・・
そうです。そこは昨年の同じような時期に同じようなことを思って目的地を定めずに「家から近い山」を目指してうろうろした時にたどり着いた公園でした。全く同じ価値観で探したので同じ結果になるのは当然と思いますが、経緯は全く違います。途中の道も違っていました。今年は途中の国道が明らかに新しく整備されており、初めての道でした。それでも結果は同じ。
その奇遇にとてもびっくりすると同時に、「これって人生でも良くあるのかも」と思いました。散々思い悩んだ挙句「こっち!」と選んだ選択肢。それは選択直後は「良かった!」とか「悪かった!」とか思ったり、短期的な結果に悲喜こもごもだったり、後悔したり、自慢したりとあるかもしれません。しかし、もうちょっと長い目で見ればどちらも同じ。どちらの選択肢の先に続いている結果も同じなのかもしれません。
受かった大学がどこであれ、そのキャンパスライフは同じように送るでしょう。となれば友人の種類も同じだし、仲の深さも同じですよね。もちろん、個人としては違う友人かもしれませんが、種類、概要は同じです。
私が会社を辞めて独立したのも一大決心のようにおもっていましたが、そうでもないのかも知れません。どうあれ通っていた道にたどり着くだけなのかもしれません。
なんだか、そういうことをじーんと考えてしまいました。
「結果を伴わない努力は努力ではない」
私が良く使う言葉ですが、伴わない結果に対して努力する挑戦心、努力しても結果が出なかったという経験、結果が伴わないだろうと勝手に判断して努力しない怠け心、全て自分の経験、価値観として蓄積され同じ道に導かれるだけなのかもしれません。
そんな境地に達しましたね。
だからといって努力を怠る気はさらさらないです。ただ、「目の前のことに執着するのは意味が無い」ということを強く思った一日でした。