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2009-9-8 ITのお話

カードの数を数えましょう。2回目はどうする?

本日、13時半―14時半で娘の参観に行ってきました。

今朝、奥さんに言われたので急でした。皆様、すみません。

国算(こくさん)の授業らしいです。そう言うのがあるのですね。国産では無いです。国語+算数 なんですって。

クラスを4人ずつのチームに分けて、しりとりをさせようという試み。しりとりをカードに書いて、セロテープでつないで、長い短冊にしたチームの勝ち。

まずは先生が単語を書く用のカードをチームごとに配ります。その際、「先生は枚数を知りません。まずは数えてみましょう」との事。このあたりが算数ですね。4人で50枚程度のカードを数えます。参観日なのでどのチームも仕切り屋の男の子がカードをがめてしまってまともに数えられません。まぁ、それでも数分後、枚数を各チームが申告します。机の上においてあるカードはぐちゃぐちゃです。誰かが、1枚、2枚と数えたもの。だから、申告数なんて当てになりませんが、それぞれのチームの代表者が「1班は51枚です!!」とか言います。

一通り出そろった後で。

先生:では、もう一度数えてみましょう。どうやって数えますか?
生徒:1枚、2枚と数えます。
先生:それではさっきと同じですね。
先生:さっき、数えた時にカードを 例えば 5枚づつや、10枚づつに揃えておけば良かったですね。

えーこと言う!

まさに金言。

これが我々の仕事の真髄です。最初は単純な手作業を効率化していきます。次に効率化するには、で頭をひねって、効率化のための非効率な作業ができるようになる。最後は、最終形まで見渡して最初から効率的な一歩目を踏み出せるようになる。

それができなくては、人件費仕事から抜け出せません。つまりは、価格勝負。勝負になっている間は食べていけますが、とてつもなく安い人件費が(例えば外国)相手では話になりません。食べてもいけません。

そう言う事が分かっているのかなー。うちの社員の皆さん。

もちろん、私も骨の髄では分かっていないのでしょうね。これだけ効率悪い仕事の仕方をしているので。

今週の「社内何でも会議」ではそのことがテーマです。
どうすれば隣人(中国)の開発能力に対して、半永久的に競争力を保てるのか、です。

熱い話になりそうです。