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2007-9-18 社長blog
女性だけの30分フィットネス「 カーブス」
カーブスとはアメリカ生まれのフィットネスです。欧米を中心に世界10,393店舗、430万人以上の女性が通っているそうです。すごいですね。世界一のフィットネスとしてギネスブックにも登録されているようです(店舗数の激増率がギネス記録だったと記憶しています)。日本では2005年夏に一号店オープン、2007年9月11日現在、全国に539店舗、14万人以上の女性が利用しているそうですね。凄い勢いです。
このフィットネスの新しいところは以下。
1) 女性のみをターゲットにしている
2) 運動時間が短い(30分)
3) 小フロアで成り立ち、「ご近所」に立地している
4) 安い
5) シャワールームが無い
※全ての施設で無いかは不明ですが。。。。
凄いですよね。「ちょっと運動する」感覚を追求した結果がこのスタイルのようです。そもそも創業者の方は雇われ店長で「女性専用フィットネス」をやっていたそうですが、会社方針で男性にも解放して規模拡大を狙ったところ、事業に失敗。お金の問題で刑務所にも入ったそうです。出所後、もう一度女性専用という原点に戻って起業。その後、現在の FC(フランチャイズチェーン)を確立したようです。
私にすればフィットネスはやはり「非日常」の楽しさだと思うのですが、「日常感」の中にニーズがあると捉えてその眼力は素晴らしいですよね。シャワールームも無いフィットネスなんて信じられませんが、それでも成功しているのですからそれが正しかったのでしょう。こういうことはとことん考えないと出てこないアイデアですよね。そういうのを期待しているのですが、Isim 担当者には。
最近、もう話題としては古いですが感心したのは「愛情ホット庫」。
冷蔵庫に保温室がついている、というものです。それだけを聞くと「ふーん、逆転の発想だねー。」で終わりだと思います。事実、私もそうでした。しかし、先日別のエピソードを知りました。それは「電子レンジをつけたバージョンは失敗した」そうです。なるほどー。冷蔵庫+暖める装置という発想は電子レンジではうまく行かなかったのですね。確かに、それはうまく行かなさそうです。私も冷蔵庫からは「食べれるもの」を取り出す感覚です。取り出した後加熱する、のであれば別に電子レンジが冷蔵庫と一緒になっている必要を感じません。しかし、作り置きの食材がそのまま冷蔵庫から取り出して食べれるとすれば・・・それはちょっと嬉しい機能です。
子供の居る奥さん方も自分+子供で作った晩御飯がそのままの温度で旦那さん向けにとって置けるとしたらうれしいですよね?旦那さんは何時帰ってくるかもしれませんので。やはりここでも逆転の発想+粘りの発想です。それはとことん考えないと出てこないものだと思っています。
こういう粘り腰が足りないように思えます。弊社のメンバは。もちろん、私を含めて。
改めて、そういうことの大切さを実感した二つの商品でした。