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2006-12-13 ITのお話
ウィニー 判決要旨
金子さんの件で判決が出ました。
さすがに技術者としては注目する裁判です。
判決要旨は全文読みました。
私は金子さんや、ひろゆき氏とは違いますので彼の行為に全く罪が無いとは思いません。というより彼らの言い分のように「新技術の開発に罪があるものか、罪はそれを利用した人間にある」とはとても思えません。技術は利用方法を想定して新規に作成されるものですから。その想定される利用方法の中に当然に違法性のあるものがあれば、それを回避する方法を積極的に提示するのは技術者の使命です。
というより、そのモラルが無くなれば技術者は何をやったって良くなるのですから。
もちろん、新聞記者などの情報のソースを握る人にも同じようなモラルが求められます。
軍関係者などもおなじでしょうか。
こんな当然なことに対して、平然と真っ向勝負をかける金子さんやひろゆき氏の論法に法はどう対処するのだろう、という意味で興味がありました。
結果は思ったとおり、ですかね。
多少玉虫色の表現でしたが、結果は「有罪」でした。
#玉虫色というところが思ったとおり。
それにしても120万円とはこれまた中途半端ですね。
求刑の懲役1年を少しまけてあげるとするとそんな額になるのでしょうか。
法律はさっぱり門外漢でして。